概要
Motor Driver Shield(以下、MDS)は、Arduino Mega 2560でDCモーター、サーボモーター、ステッピングモーターを制御できます。小型カメラを搭載したラジコンをマイコン制御し、サーボモーターで映像をパンやティルトするなんて使い方もできるでしょう。
- DCモーター(最大4個)
- サーボモーター(最大2個)
- ステッピングモーター(最大2個)
特徴
本製品は、複雑な部品を使用していないため、非常にシンプルな構成です。初心者でも非常に扱いやすく、モノを動かす喜びや面白さを手軽に体験できます。Arduino MegaのI/Oピンの多さを活用し、多くのモーターを制御できるように設計されています。モーターを回転させるだけという簡単な制御から、四輪駆動のラジコンを動かすといった発展的な内容にもお使いいただけます。制御可能なモーターは、DCモーター、サーボモーター、ステッピングモーターです。MDS1つで3種類のモーターを制御できます。
注意
MDSはArduinoのシリアルポート(Serial , Serial1 , Serial2 , Serial3)を使用します。場合によっては、シリアル通信ができなくなります。
Arduino Megaと同じ基板サイズなので、他のArduinoとの互換性はありません。また、Arduino Mega 2560以外での動作保証はありません。
外部電源の使い方
外部電源の接続は、JSTコネクタまたはターミナルブロックを使用できます。出荷時は、JSTコネクタは付いていませんので、必要に応じてご購入ください。なお、取り付けには、半田付けが必要です。
POWER JUMPERは、外部電源を接続した方にジャンパーピンを取り付けます。ジャンパーピンは梱包時に基板裏側に貼り付けてあります。
サンプルスケッチを動かす
サンプルスケッチを本サイトからダウンロードし、Arduinoに書き込みます。書き込みには、Arudino IDEを使用します。あらかじめ、公式サイトよりダウンロードし、ドライバのインストールを行ってください。サンプルスケッチはDCモータ、サーボモータ、ステッピングモーターが回転します。ダウンロードの項目の接続図を参考に配線してください。
作品例
株式会社イーケイジャパンのトリプルレンジャーを無線制御した例です。Arduin ADKと接続したAndoridスマートフォンをコントローラーの代わりとし、データ転送にはXBeeを使用しました。MDSはラジコンのモーターを制御しています。
- 構成図
- 実機画像
トリプルレンジャーはトランスフォームする珍しいラジコンです。実機画像のタイプ(ローバーロボット)では、左右のキャタピラとアームのモーターで計3個のDCモーターを制御しなくてはいけません。本製品は4個のDCモーターを制御可能ですので、このような多数のDCモーターを複数必要とするラジコンにも柔軟に対応できます。なお、ソースコードは公開しておりません。あらかじめご了承ください。
デモムービー
この動画で使用されているスケッチは下からダウンロードできます。
ダウンロード
サンプルスケッチ
配線図(PDF)
回路図(PDF)
ご購入について
現在、株式会社スイッチサイエンス様にて販売しています。商品ページはこちら。
また、5個以上のご注文に関しましては、直接お請けすることができます。現在、このサイトからご注文を承ることはできません。ご希望の場合は、コンタクトフォームよりご連絡ください。メールにて、ご案内させて頂きます。